大力図書館『野口体操 からだに貞く』

このたいして広くない五反田整体院には、
通称【大力図書館】と呼ばれるものがある。
まあ、本棚なんですが【大力図書館】なのです。
ここにある本は、いつでもだれでも借りていって大丈夫です。
私や、スタッフのみんなが手に入れた本なのですが
ひょっとしたら、みなさんの興味をひかれる1冊があるかも。
今日は、その中の1冊のご紹介。
この五反田整体院には、3大偉人がいらっしゃる。
もちろん、我々が勝手に決めたのだが。
ヒトのカラダに関わる仕事をしていく上で、
崇拝している御三方がいる。
今回は、その3大偉人のひとり
野口三千三氏の書籍 『野口体操 からだに貞く』のご紹介。

私自身がよく言う、
「カラダさま」
という概念は、この野口三千三先生の影響を受けたもの。
要はパクリです。
とは言え、この野口三千三先生のカラダさまに対してのど変態振りは
はっきり言って、生涯かけても勝てる気がしないほどです。
それぐらいの、カラダど変態。
この野口三千三先生が考えた動きがのちに、
【野口体操】として体系づけられている。
興味のある方は、ぜひ公式サイトへ
http://www.noguchi-taisou.jp/noguchitaisou/ntp1.html
ただ、体操そのものの動きも、もちろんおもしろいのだが、
個人的には、この野口三千三先生の表現するカラダ感が本当におもしろい。
そして、本当に 【カラダ愛】に溢れているのを感じてもらえるはずだ。
野口三千三先生のコトバの代表的なもののひとつに、
『からだは生きた皮袋』
という表現がある。
まず皮膚という薄い、柔らかい、大小無数の穴のあいている一つの生きた袋がある。
そして、その中に液体がいっぱい入っていて、
骨、内臓、もちろん脳やなんかも、その中に浮かんでいる・・・・
私はそれを実感として感じとることができるのです。
この一文を初めて読んだ時の衝撃は、今でも覚えている。
衝撃というよりは、かなり大きな?が頭の上にいくつも浮かんできたような感覚。
でも、このカラダに対しての概念があったからこそ
その“生きた皮袋” の中身の一番当てになる存在の “骨”に触れにいったのかなと、
今、こじつけのように書いてみた。
そんな不思議な不思議なカラダワールドを体感できる1冊。
『野口体操 からだに貞く』
ぜひご希望の方は、【大力図書館】でお待ちしております。
「からだは、計り知れない埋蔵量をもった宝庫である」
「自分のからだの中に何万年の生命のつながりを感じた時、それが“かみ”なのである」
「楽だということは、楽しいことで、それは美しいことだ。楽だということは、気持ちがいいことだ。気持ちがいいということが、最初で最後の規準ではなかろうか」
人生は、上々だ。
五反田整体院
https://www.gotanda-seitai.com/