波を、読む。

今日、いらしたクライアントさん。
男性の方なのだが、5年前に腎臓ガンを経験した方。
ちょうど最初にいらした時が、その腎臓ガンが発覚した直後だった。
とは言え、ガンという毒だしを乗り越えすくすくと生きている。
その方、
今はトレーダーの指導みたいなことをしているのだが、
その話が実に面白い。
とにかく、女性の生徒さんの方が飲み込みが早いのだそうだ。
逆に、男性の生徒さんの方が進まない。
その差は、いってシンプルで
女性は、とにかく言われた通りに教わった通りにやる。
なので素直に結果が出るので、楽しくなる。
投資・トレーディングの世界での結果とは、要はお金がアップするわけだから
またその新たなお金を元手に言われた通りにやるのでまた結果が出るという好循環。
で、一方男性はと言うと・・・
とにかく言われた通りにやらない。
正確に言うと、やらないのではなく
本人的には言われた通りにしているつもりが、どうしても自分の今までの経験からくるテイストを入れてしまうのだ。
それも無意識に。
自分の今までの過去の成功体験データに執着してしまい、
結果、新しいデータのインストール作業といえる“学び”をそのまま受け入れることができないのだそうだ。
わかる。
心から、耳の痛いハナシだ。
自分の引き出しを空にすることができないからこそ、
新しいものが入らない。
逆に女性はスッカラカンの引き出しに、どんどん新しいものを取り入れていく。
生徒さんの中で一番優秀な方が、なんと70代の女性らしいのだが、
その方、投資としてはものすごい成長をとげているらしいのだが、
PC操作を今までまったくしていなかったので、今の一番の課題はマウスのダブルクリックとシャットダウンのやり方らしい。
そう言えば、年越しの時に見た映画
マイケル・ムーア監督の
の中で、アイスランドの銀行の話が紹介されていたのだが、
ほんの10年前に起きたアイスランド危機。
それはアイスランド共和国で発生した金融・経済危機のことなのだが、
ざっくり言うと、その時 アイスランドの銀行がほぼほぼ倒産した中で
唯一、倒産を免れた銀行とは、経営者が女性だったそうだ。
やはり、“目に見えない流れ”みたいなものを読み取るのは
女性の方が長けているのであろう。
そして、私を含めた男性諸君に必要なのは
過去がどーとか、今まではこーだとか、
そういう理屈はポイッと捨てて、
新しいものを受け入れる潔さと、
波を読む女性の意見に、まさに紳士に耳を傾ける姿勢なんでしょうね。
人生は、上々だ。
五反田整体院
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